葛根湯とは?

葛根湯は、かぜの症状の改善に処方される漢方薬で、漢方の原典である「傷寒論(しょうかんろん)」や「金匱要略(きんきようりゃく)」に記載されている漢方薬です。

漢方薬は、自然の草や木から抽出した生薬の組み合わせで出来ていますが、葛根湯は、主薬の葛根をはじめとする7つの生薬からできています。

代表的なものをいうと、せきなどを抑える「麻黄(まおう)」、おだやかな発汗・発散作用のある「桂皮(けいひ)」、痛みを和らげる「芍薬(しゃくやく)」、炎症やアレルギー症状を緩和する「甘草(かんぞう)」などがあります。

これらが一緒に働くことでより良い効果を発揮します。

病院で処方される場合には、煎じる必要のない乾燥エキス剤が出されるのが一般的です。ちなみに、葛根湯は薬局やドラッグストアでも購入できますが成分は同じです。

葛根湯の服用方法としては、食前(食事前30分以内)または食間(食後2時間後)となります。

なお、かぜのひき始めに使用されるのが代表的な使い方ですが、頭痛や肩こり、筋肉痛などにも用いられています。

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