カロナール服用に関する注意点

カロナールはおだやかに熱や痛みをおさえる解熱鎮痛剤です。風邪やインフルエンザの際に使われるほか、頭痛や歯痛、生理痛などにも広く使われます。

ただ、熱や痛みを軽減する対症療法薬なので原因そのものを治すことはできません。また、炎症を抑える力は弱いので、強い炎症を伴う痛みの解消にはあまり向いていません。

カロナールは、古くから使われてきた実績があり、作用は緩やかで安全性と有効性のバランスが良い薬です。ですので、成人から乳幼児まで広く使うことが出来ます。

ただし、注意点もあります。

副作用が少なく長期の使用にも比較的安全ということで、長く飲まれる人がいます。しかし、安全とは言っても必要以上に飲み過ぎると、腹痛や下痢などの症状が出る場合があるので、継続使用には注意が必要です。

もうひとつ、カロナールに限らず解熱剤全般の使用に際して覚えておいてほしいことがあります。

解熱剤はつらい発熱をおさえることができますが、その一方で体温の上昇によって菌やウィルスなどから自分の体を防御するという私たちが持っている素晴らしい力をおさえてしまいます。

その結果、治癒力が弱まり、病気の治りを悪化させてしまうことにもなりかねません。ですので、少しでも熱が出たらすぐ服用するといった安易な使い方は避け、適正に使用するようにしましょう。

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